2008年を振り返って

2008年もあっという間に過ぎてしまった。 今年はクラブ結成20年目に当たる年だった。人間で言えば成人式である。まあクラブ員はその分年をとったわけだが、ほとんどの者は年をとるほど元気になっているような気がしてる。
20年目にあたる2008年は結成以来一番充実した年だった。年に1匹釣れるくらいの50キロオーバーのGTが今年はたくさん釣れた。巨大クロマグロもなんと今年は200キロオーバーを10匹もキャッチした。クロマグロは昨年ファイトすることも無く帰国したメンバーのほとんどがリベンジして達成した。外気温0℃前後、水温11度前後のなかで全身に海水を浴びての壮絶ファイトは4時間46分、3時間40分におよぶこともあった。なによりも全員交代しなかったことが嬉しかった。巨魚に挑むものは肝に銘じて交代しないでいただきたい。その手本になったような遠征だった。

多くのクラブが数年で消滅したり、活動休止状態になっていく。それは単なる寄せ集め集団で一時の勢いで結成されたクラブがほとんどだからだろう。クラブもイベントも長年継続していくことは大変なことである。ポリシーのない集団は数年でほとんど消滅している。また10年以上活発な活動を続けているクラブは俺の知る限りグルーパーボーイズ以外にほとんど見当たらない。

メーカーもしかり、開発ポリシーを持たずコピーばかり作っているようなメーカーはいずれ消えていくだろう。

数年前にJOYクラブという小さなクラブが結成された。地域密着で強い結束力はグルーパーボーイズにないものである。その強い結束力でたくさんのイベントをこのクラブが中心になって運営した。会員が増えて全国規模になったグルーパーは結束力という部分で問題がある。いつ解散してもおかしくない。それでも20年も続いてきたのは仲間同士の強い絆だろう。個人行動に走らない。仲間を大切にする。ポリシーを持って釣りを続ける。そして限りある自然を大切にする。離れていても心は繋がっている。

今年はグルーパーボーイズの世界版ともいえるX-pedition Anglers - Grouper Boysというクラブが11月13日に誕生した。会員はあっという間に100名を突破。12月27日には158名に達した。そのほとんどが外国人である。アメリカ、オーストラリア、シンガポール、ニュージーランド、スペイン、フランス、イギリス、イタリア、マレーシア、香港、インド、インドネシア、ドバイ、サウジアラビアなどなど。これもグルーパーのメンバーが長年海外遠征で活躍してきた実績を世界中が認めていたからだろう。それを記念して新グルーパーのTシャツを作ったところ国内だけで305着の注文があった。これもクラブ結成以来の新記録だった。

釣りを通じて仲間が増えるということは楽しいことである。それが世界中に広がって行く。数年前まではこんなに大きく成長するなんて全然予想していなかった。グルーパーボーイズというクラブを日本一(JGFA)にするという目標は結成時から持っていた。それは5年で達成できた。いまは世界一のクラブに育てようと思っている。結束力はさらに弱まり、かなりの博打かもしれないけど、やってみる。英語がまるでできない俺だが、不可能とは感じてない。

釣りも人生もすべて諦めないという気持ちが大切だといつも思っている。大物釣りもしかり、諦めなければいつか必ず釣れる。

12月17日に人生の目標の一つであるヒラマサ40キロオーバーをキャッチすることができた。

今年もみんなの協力で多くの思い出を作ることができました。

ありがとうございました。

2008年12月28日

2008年の思い出写真集をアップしました。
http://grouperboys.web.fc2.com/photo08/0812omoide/omoide_a.htm

 

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