2010年を振り返って

今年も忙しい1年だった。
1月ニュージーランド2回、2月ウルグアイ、3月マダガスカル、4月オーストラリア、6月パナマ、6月アメリカ、7月スイス、7月オーストリア、8月ニュージーランド、9月中国、10月アメリカ、11月ニュージーランド、11月クリスマス島、12月ニューカレドニア、12月ニュージーランド。他に国内遠征が27回。

数えたら前回のトルコ(2011年2月)で海外遠征は173回になった。そのうち釣竿を持たないで行ったのは1回(2009年のイタリア)だけである。訪れた国は60カ国(島を一つにして)を越した。
アメリカ、キューバ、カナダ、メキシコ、コスタリカ、エルサルバドル、ニカラグア、パナマ、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、タヒチ、フィジー、クリスマス島、バヌアツ、チューク、グアム、ニューカレドニア、ハワイ、パラオ、ヘレンリーフ、ニュージーランド、パプアニューギニア、オーストラリア、日本、韓国、中国、台湾、香港、シンガポール、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、カザフスタン、ウズベキスタン、スリランカ、モルジブ、オマーン、ドバイ、カタール、トルコ、オーストリア、スイス、オランダ、イタリア、スペイン、イギリス、セイシェル、マダガスカル、エジプト、ケニア、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ、南アフリカ、シエラレオネ、カナリヤ諸島、

一番多く行った国はオーストラリアで30回(ロードハウ島8回)、次がニュージーランドで25回、次がインドネシアで20回、次がフィジーで16回、次がアメリカで15回である。最近はニュージーランドとアメリカが多い。オーストラリアは船代が高くなりすぎて行きづらくなった。アメリカはとにかくクロマグロとカンパチはデカイのが釣れる。

2年前に釣竿を担いで100カ国という目標を立てた。100カ国回ろうとすると大物以外も狙わなくてはならない。大物が釣れる国は世界広しといえども70カ国もないだろう。100カ国以上は内陸だったり、小国だったりである。事実、中国では釣堀でテラピアとピラニア(どちらも中国原産ではない)。トルコでは橋の上から狙ってワカサギみたいな魚1匹だった。スイスでは釣り人を一人も発見できなかった。

日本国内だが、いっこうに進まない海の資源管理にはほとほとあきれる。ほとんどの魚が急激に減少している。ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、カナダなど、大きな魚がたくさん釣れる国は厳しく管理(漁獲制限、レギュレーション、釣り禁止海域など)されている。アジアのほとんどの国は漁業(釣りを含む)に対して無法地帯と も言える。そしてどの国も釣れない。

アジ、サバ、マイワシなどの大衆魚も激減している。マイワシなどは絶滅しそうな勢いで減少している。釣り人にとって究極のターゲットと言えるクロマグロも近年釣果が著しく減少した。理由は国内においては巻き網での獲りすぎである。まして産卵期に集まるマグロを一網打尽で獲ってしまうのだから減って当然である。太平洋クロマグロに関しては若魚のうちにアメリカ西海岸まで回遊することがわかっている。そして40キロくらいに成長すると再び日本近海に戻ってくるのだが、その戻ってくるマグロが激減している。一番の原因はメキシコの獲り過ぎである。なんと7000トンも獲っているらしい。そのため岩手県の塩釜港に水揚げされるクロマグロは昨年0トンまで減少したというのだ。かつては毎年3000トンの水揚げがあり日本一と言われた港である。毎年6月から9月にかけてアメリカ西海岸から戻ってくる良質のマグロを巻き網で獲っていたのだが、数年前から急激に減り続け、昨年は水揚げがなんと0で終わったそうだ。

毎年開催される山陰地方のマグロ釣り大会(有名芸能人が参加する大会)も昨年は優勝がマグロ(ヨコワ)の22キロで終了した、この大会はスポーツフィッシングとは正反対のルールと不正疑惑が毎年聞かれる大会である。釣れなくなったのは罰が当たったともいえる。こんな大会が全国的にPRされる以上、日本はマナーもモラルも最低であり、そのうえ発展途上国と言われても仕方ない。

これからの日本は真剣に資源管理を考えなければならない。釣り人は釣りすぎないこと。数釣りを慎みリリースに心がけること。小さい魚はリリースすること。そして国は漁獲制限、漁業禁止海域、禁止期間など、一刻も早く定めて厳しく管理することである。

そして釣りに関しては堂々とフェアに単独でファイトをやるべきである。交代はしない。電動もロッドキーパーも使わない。これは魚に対しての礼儀と思っている。




最後に一言。

人生は挑戦!

 

2011年2月13日

2010年の思い出写真集をアップしました。
http://grouperboys.web.fc2.com/photo10/omoide_a.htm

 

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