究極のスポーツフィッシングA

 

 
 
 

2回目は8月16日だった。1回目の経験を元に作戦を組んだ。

まずドラグの初期設定を13キロとした。不足分は手ドラグで補った。

 
 
 

1時間経過後である。まだまだ体力に余裕があるのでドラグを16キロ以上に上げた。

 

 

2時間後、一度船べりまで寄ったが再び200メートル以上走られた。

 

 

2時間45分、タグ打ち成功。

 

 

しかしそのあとクルーがリーダーを離してしまったので、再びファイトが始まった。

ところが何度も手前に寄るのだがマグロの抵抗が強すぎた。

結局4時間以上ファイトした。最後までスタンドアップで貫きハーネスは使わなかった。

体力的にもまだ余裕があった。



とにかくマグロの持久力は凄い。

 
 

 

1航海で1匹だけキープしたのだがマグロは心臓を刺されて血抜きされた1時間後でも生きていた。

魚というより怪物と言ったほうがふさわしい。

究極の相手として最高のターゲットといえるだろう。



ニュージーランドではタグ&リリースが基本である。アメリカも1ボート1匹しかキープできない。

 
 

タグ&リリース証明書。船長推定250キロだった。

 
 

このとき同行者の中には8時間50分、6時間10分、4時間45分というファイトもあった。8時間50分は最後までギブアップせずリーダーブレイクで幕を閉じた。そのときのドラグは26キロだった。26キロのドラグで8時間以上もファイトしてもギブアップしないのである。

 
 
 

 

 

青森へは毎年行っている。

イチローも毎日船に乗ったり、連日宴会に参加する。

イチローには相通ずる純粋な夢がある。

 
 

究極の釣りを語り合うのは最高に楽しい。いつまでも純粋な仲間でいたい。

 
 

究極に挑む。おそらくこれから何年も続くだろう。

体が動く限り。

 

 

 

 

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