イチローがクロマグロ98キロをキャッチ!
 

ビッグニュースは7月19日の午後7時頃、マグラーズの今会長から飛び込んできた。なんと実測98キロのクロマグロをあの男が釣り上げたのだ。ファイティングタイムは35分、ドラグは一時25キロまで上げた。常人ではできないファイトをこの男はやってのけた。あの男とはマグラーズの佐藤イチロー。やはり凄い奴は多くを語らない。電話をかけると「腰やっちゃいました」と一言返ってきた。

後日詳しく聞くと、とにかくしんどかったらしい。途中交代すれば楽になるんだけど・・・なんて考えもした。でも最後まで諦めず、単独ファイトで栄冠を手にしたのだ。

ドラグ25キロがどんなものか俺にもわかる。かなりの猛者でも5分と耐えられないだろう。またロッドは確実にのされる。なりふり構わずロッドにしがみついているようなもんだろう。それでも絶対離さず、他人の手を借りない。それは強いハートがなければできないことだ。

イチローにとってクロマグロは人生そのものである。追い続けて12年。多くの敗北も味わった。

凄い男だとつくづく思った。

おめでとうございます!
陸上実測98キロ!
(血抜き後)



【データ】

釣行日:7月19日
場所:竜飛沖
船:ふく丸(プレジャー)
ロッド:ソウルズ・プロト8フィート
リール:ソルティガ6000(スプールは6500)
ライン:バリバスPE8号
リーダー:バリバス170Lb
ルアー:ソウルズ・プロト

ファイティングタイム:35分(交代なし)

フックは口元に掛かっていた。


マグラーズ所属
マグラーズとグルーパー

マグラーズと知り合って11年目になります。俺が始めて東北のクロマグロに挑戦したのは1997年の7月です。そのときにすでにマグロを本気で狙っていたマグラーズと出会いました。そのときはナブラを前に何を投げても駄目で撃沈でした。続いて9月に再チャレンジ。これも撃沈。さらに10月も行ったが悪天候で出船中止。よく1998年に7月から毎月2〜3回のペースで通い、やっとキャスティングでクロマグロをキャッチした。

当時のレポート
http://www.xnet.ne.jp/fish/salt/mogi19.htm

それ以来、毎年東北へは7月から8月にかけて訪れ、ほぼ毎年クロマグロを釣ることができた。
小西健滋も1999年7月に東北へ参戦してクロマグロをキャッチしました。
現地のホームセンターで材料を仕入れ、即席のルアーで翌日釣ったのは、当時小西マジックと言われた。
そのときのレポート(残念ながら写真は削除されてます)
http://www.xnet.ne.jp/fish/salt/mogi60.htm

この東北でマグラーズを中心として確立されていったキャスティングのマグロはやがて和歌山、そして玄界灘と広まっていく。タックルの進化などもあってサイズも年々大きなマグロが釣れるようになってきた。100キロは時間の問題と2年前から言われていたが、ヒットはするものの単独ファイトでは1匹も上がっていなかった。

釣るべき人が釣ったというのが今回の実感です。日本のキャスティングのクロマグロは東北で始まり、全国へと広まっていった。そのブームに最大の影響を与えてきたのが、東のイチロー(マグラーズ)、西の小西(グルーパー)だと思います。

もう1人の凄い男!

小西健滋がマグロのキャスティングゲームに与えた影響は多大なものがある。このマグロは玄界灘で昨年6月に釣り上げた73キロである。PE4号でファイティングタイムは30分。多くのマグロ用に開発されたルアーは現在日本のマグロゲームの中心的存在になっている。

陸上実測73キロ

ロッド:カーペンター TBL84−22試作
リール:ソルティガ ドッグファイト スプールはGT用
ライン:よつあみ ウルトラダイニーマ PE4号
リーダー:ナイロン130ポンド
ルアー:カーペンター LS40−145試作

ファイティングタイム:30分(交代なし)

釣った日:2007年6月27日

船:サンライズ

フックは口元に掛かっていた。

グルーパーボーイズ所属

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