夢を追い続けて
 

報告 ブレイク

今回のトカラは、これまで経験したことの無いようなメチャ凪でした。


一人オーストラリアから遥々やってきたフィッシングインストラクターのルーク!
初っ端から花火上げてくれました。やっぱやりますねー。
この釣行の前は沖縄で、この後はニューカレドニアに行くんだと。
壊れてますねー。オージーも。

そして、今回のトカラ釣行も何度も一緒にGT釣行をの気心知れた仲間が一緒でした。
そしてしっかり釣ってましたー。
デカものハンターのドタバタさん。
今回も40キロオーバー連発。
そしてスイッチ入ると、花火連発のチキンちゃん。
今回はパンドラマスターと化してました。
そしてそして、いぶし銀の手下さん。
今回も渋〜く決めてました。
そしてそして、かつて沖縄に通い込んでた頃から繋がりのある
メジ2号さん改め2ndメジさんがサプライズを引き込んでくださいました。
第2日目。
それまで半日近く、長きに渡る沈黙。

焦れてきた頃、突如沈黙が破れる。

自分の右サイドでキャストを続けていた2ndメジさんのγに
デカイGTが背中を丸出しにしてバイトするのが視界の隅に入る。

ウォーッ!デカイッ!

叫ぶやいなや、既に水面に浮き回収体制に入った自分のパンドラから、
視界をそちらに移そうとする途中、デカイGTの背中が浮上。

そして一直線に死に体と化しているパンドラへ突撃。
デカイ水柱と共に、パンドラは消え、瞬間、絞り込まれるロッド。



キターーーーっ!
GTを始めて11年間。これまで多くの失敗をしてきた。

ロッドエンドをギンバルに入れる際にテンション緩んでバレ。
だから、手元をなるべく見ないように、かつ後ずさりしながら
テンションを保ってギンバルイン。

スプール急激に押さえ過ぎてラインブレイク。
だから、指を添えるようにドラグアシスト。

巻き下げ過ぎて、勢いでノサレ。辛くなってモタモタしている間に魚復活。
だから、大きく巻下げず、休まず常にプレッシャーを与え小刻みにポンピング。
ファイト中は水面を見ずに常にティップを注視。

そして何分くらいだったのだろう、、、非常に満足のいくファイトの末、
揚がってきたGTは自分の想像より、かなりデカイGTだった。
計量。


確実に40キロオーバー。自己記録は間違いないな、、、
自分的に積極的なファイトができたし、それで満足しつつ怪物船長のコールを待つ。


51キロ!
正直耳を疑った。念願の100ポンドオーバー。
しかも、長きにわたり目標としてきた100ポンドを遥かに超える一尾。


マジで!ウォーーーー!ヨッシャーーーーーー!
叫んだ後、急激に涙がこみ上げ、そのまま号泣。

沖縄、奄美、トカラ、種子島、宮古島、フィジー、豪州、コモド。
これまで足繁く通ってきた。運が無い上に、自らも失敗を重ね、結果を出せず。


この一匹まで長かった。。。本当に長かった。


周囲が大型GTを連発していく中で、妙に焦ったり、正直腐りかけた時もあった。

でも続けてきて良かった。
これまで重ねてきた失敗の反省を充二分に活かしたファイトで50キロオーバー。
本当に最高でした。


既にあのシーンから二ヶ月が経過していますが、未だに思い出すと体から
カーッと熱いものが湧いてきます。

GT。
こいつのお陰で、本当に沢山の人にお世話になりました。
GTが居なかったら、間違いなく自分の人生は全く違ったことになっていた気がします。

これまで本当に沢山の船長に、色々なことを教わってきました。

沖縄ヨセミヤの森山ツグミ船長。
元沖縄ヨセミヤ、現マンブーの前田船長。
フィジーのジム・シアーズ。
元ワールドマリン奄美、現ビッグディッパーの福井船長。
元ワールドマリン奄美、現サンライズの田代船長。
ニンガルリーフTAKASHI号のピーター船長。
沖縄GOTCHA号の船長ガッチャさん。
沖縄SARA号に乗せてくれたSARAルアー代表の玉城さん。
インドネシアのASFのアデ船長。
インドネシアのサーチャー号のインデラ船長。
GBRのNOMADデーモン船長、ティム、スコット、グランヴィル。
奄美のUKKY FISHERMANS BOATのウッキー。
種子島智美丸の島崎船長&若船長。
宮古島morizoのモリゾー船長。


そして、チャーターでも乗合でも、本当に沢山のアングラーと一緒に
キャストをし、色々話をし、酒を酌み交わし、大変お世話になりました。
特に同期である46年組。


そして、この人無しには沢山の船長、仲間、そしてGTに会うことは無かったでしょう。
茂木陽一会長。

本当に皆様これまでありがとうございました。ようやく恩返しが出来た気がします。

今後も引き続き「釣道」頑張って行きます。

さて次の目標は、、、ヒラマサ?クロマグロ?

いいえ。

自分の体重より重いGT。

やはりGTしか無いですね。笑



そして、これまでの数々のトカラ釣行の中でも経験したことの
無いようなベタ凪の中を戻る最終日。

綺麗なGTを一匹追加。

・ ・ ・ ・ ・
奄美に戻ると待っていたのは「コッド親分」
メモリアルを祝ってシャンパンファイトして頂きました♪
そして、その数日後。親分40キロにて昇天。
「親分が昇天しました」との知らせが駆け巡り、日本国内のみならず、
国内外あちこちで「オヤッさんが本当に昇天した!!」と、
騒ぎが起こったとか起こらなかったとか。笑

めでたしめでたし。
船:ビッグディッパー(奄美大島・トカラ列島)
http://bigdipper-amami.com/

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