メジ3兄弟コスタリカで巨人を釣るB

その1 その2 その4

【3日目】

「え!何だこりゃあ!!」川が濁流と化していた。流木も多い。どうやら上流部でかなりの降水量があったらしい。当然、河口部付近も酷く濁っていた。未だ1本もキャッチしていない僕はマジで凹んだ。自分の感覚的にはとてもじゃないけど、1日や2日で状況が変わるとは思えないほどの濁り方だったからだ。当然のことながら午前の部は全くのノーバイト。「ヤバイぞ!マジで!こりゃあもう終わったな!!」内心、完全に諦めかけていた…。でもそんな中、小西さんはシャローエリアで7バイトもあったようだ。食いが浅くて全部バラシてしまったが、そこは流石というしかない。因みにルアーは全てシャッドオーである。
 

今回絶好調の石川さん
 

また来年も来ようかな?
 

「大久保さん、ビール美味いです!」
 

半分嫌々ながらに午後の部がスタート。午前中、小西さんが使うシャッドオーにだけバイトが集中していたこともあり、何かにすがる思いで同じルアーを使い続けてみた。ところが僕の使い方が悪いらしく全くバイトがない…。この日の残り時間も1時間余りとなった頃、いなせにチェンジした僕のロッドに突然来た。カッツーン、モワモワッ、ググッ、ジジジジジーーーーーーーッ!ドッカ〜〜ン!!「ヨッシャー!来たーッ!やっと来たゾーーーッ!!」巨人が跳ね、釣り人が狂喜し、ガイドが冷静に見守る。ちょっとしたやり取りの後、一瞬狂喜した釣り人も冷静になった。「ん!何だか変だゾ!あんまり引かない…。」せっかく1時間ファイトを期待したのに、巨人は5分余りでギブアップしたようだ…。ルアーを丸飲みし、出血していた。「うわ〜っ!ヤベ〜!死んじゃうわこれ!!」そこに追い討ちを掛けるようにギャフが変なところに入ってしまったらしく大量出血が見られた。まるで殺戮現場のように血が飛び散りボートの中も血まみれ、釣り人もカメラマンも返り血を浴びて悲惨な状況となった。ガイドも泡食ってバケツやブラシを持って来い!って叫んでるし、魚は最後の力を振り絞って暴れるし、ボート上で人間がドタバタしているうちに魚は自力で海に帰って行った…。「は〜〜っ!まあ取りあえず良かったかな?んで伊東さん写真撮ってくれた?」「ゴメン…。」「え〜〜っ!マジで〜〜っ!」記念すべき130ポンドのマイファーストターポンは自分の記憶の中だけに仕舞い込まれることとなった…。

その後、なんとか60ポンドをキャッチすることができ今度は写真も撮ることができた。
 

なんとか60ポンドの初ターポンをキャッチ!
 

以下外道特集です(笑)

外道その1は珍しいタチウオ
 

外道その2は常連の海ナマズ
 

外道その3はパワフルなジャック君
 

 

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